人を知る
INTERVIEW
安達 慶大YOSHIHIRO ADACHI
春日支店 融資係/10年目
入庫してから現在までの業務は?
入庫後、4~5か月ぐらいは窓口業務で、基礎知識を覚え、お客さまについて理解を深めました。その後は約8年間、渉外係を担当しました。業務内容としては、お客さまのところへ訪問させていただいて、ご要望やご相談を受け付けます。預金業務、融資業務も行いますね。現在は春日支店で融資係を担当しております。
現在の仕事の内容は?
融資係は基本的に、お店に来られるお客さまの対応をします。ご相談の受付や申込み手続き、契約の他、その後のフォローもしています。
相談内容としては法人のお客さまの資金繰りや事業承継に伴う相談、また春日支店では創業についての相談も多く対応しています。個人の方の各種ローンも受け付けています。
いわゆる督促として、お客さまへ入金の依頼をすることもあります。ある程度業務に慣れた職員が融資係を担当するので、渉外係が持ち帰った案件をフォローすることもありますね。
仕事をしている中で意識していることは?
企業の決算書の数字だけではなく、お客さまや事業内容をよく理解して融資の検討をするように心がけています。
事業の成長性、お客さまのお人柄、会社の雰囲気なども含めて検討をしています。しかし、お応えできることもあれば、どうしてもお力添えできない場合もあります。ご期待に応えようと努力をすることはもちろんですが、やり取りを長引かせることはお客さまの負担になりますので、極力早い回答を心がけています。
自分の成長のために意識していることは?
山陰はどういう経済の流れになっているかなどを日々意識しながら地元のメディアを見ています。単純に見たり読んだりして知識を得るだけではなく、「こういった状況になった場合、お客さまはどうなるのか」など、世の中で起こっていることをお客さまに置き換えて考えるようにしています。
また、しまね信用金庫では法人営業部が主導して、事業承継やDXなどお客さまのニーズに合わせた商品やサービスを取りそろえています。そういった商品などをご提案するために、お客さまの課題やニーズに合わせた研修も開催されるので、スキルを磨く機会をいただいているなと感じますね。
仕事の大変さは?
融資係は渉外係と違って、飛び込みのお客さまも来られます。お客さまの状況を知らない0からのスタートは、とても難しいなと改めて感じています。
さらに、渉外係は計画的に動けるのですが、融資係は状況を選ぶことができません。どのような状況でもお客さまが来られたら対応する必要があるので、スケジュール管理が非常に難しいです。
また、身に付けないといけない知識が非常に多い点も苦労しました。入庫して3年も経てば大体のことが分かるだろうと思っていたのですが、年が経つほど難しいことも任されるようになるので、わからないことも増えるように感じますね。
入庫のきっかけは?
島根県東部が盛り上がってほしいという気持ちが強くありました。僕はずっと島根県で暮らしているのですが、学生時代に廃業などによる街の変化を感じていました。
学生のころから地域活性化の一助になりたいと考えていました。
それを一番実現できるのが金融機関だろうと考え、支店が島根県東部にしかない金融機関であるしまね信用金庫を志望しました。お客さまと対面で面談することを大事にしていて、その距離の近さにも魅力に感じましたね。
そのような想いがあって入庫したので、地域を盛り上げていくことはもちろん、事業再生や事業拡大というような課題解決のお手伝いもしっかりしていきたいと思っています。
入庫の前と後でイメージに違いは?
良い意味のギャップはありました。以前は、金融機関は堅苦しいんだろうなと思っていました。ドラマなどでよく描かれるようなイメージですね。しかし入庫してみると、そんなこともなくて。お客さまとの距離の近さは知っていたのですが、職員もフランクな人が多いです。業務の中でもすごくコミュニケーションを取りやすい環境ですね。
大変なことをどのように乗り越える?
自分が思い描いたことの実現に向かって日々勉強しながら努力するだけだと思っています。地域活性化の一助になりたいという考えはずっとあります。やりたいことが前提にあるので、そこに対して大変さはあっても、挫折したり苦痛になるということは感じていません。
仕事のやりがいは?
融資業務をする中で、お客さまの夢や願いを感じ取って、その実現のお手伝いをすることです。
「事業を拡大させたい」、「家を買いたい」というような夢を語っていただいて、その夢が叶い喜んでいただいたときに特にやりがいを感じることができます。
思い描いているキャリアや取り組みたいことは?
融資業務については、まだまだ覚えることが多いので学びや経験を深めたいです。地域活性化という点では、日々努力をし、知識・経験をさらに積んでいく必要があると思っています。
成長の過程の中でも地域活性化のお手伝いができるところはありますので、そうした支援をしながら、最終的にはしっかりと貢献できる立場になりたいです。それをしっかり実現できるような準備を続けていかなければと思っていますね。